“毫光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうこう72.7%
がうくわう9.1%
ごくわう9.1%
ごこう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また公爵の人が男爵の人よりも何だか別格の人間で毫光ごうこうでも射すかと怪しまるる。ここに到るとその弊害に堪えられぬと云うてよい。
鹿山庵居 (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
庄兵衞は今さらのやうに驚異の目をみはつて喜助を見た。此時庄兵衞は空を仰いでゐる喜助の頭から毫光がうくわうがさすやうに思つた。
高瀬舟 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
それが何故なぜか遠藤には、頭に毫光ごくわうでもかかつてゐるやうに、厳かな感じを起させました。
アグニの神 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それが何故なぜか遠藤には、かしら毫光ごこうでもかかっているように、おごそかな感じを起させました。
アグニの神 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)