“都指揮”の読み方と例文
読み方割合
としき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北平都指揮としき張信ちょうしんというものゝ、燕王の信任するところとなるを利し、密勅を下して、急に燕王をとらえしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
こゝにおいて諸州燕にくだる者多く、永平えいへい欒州らんしゅうまた燕に帰す。大寧たいねい都指揮としき卜万ぼくばん松亭関しょうていかんで、沙河さがとどまり、遵化を攻めんとす。兵十万と号し、いきおいやゝ振う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
たゞ一婦人の身を以て兵を起し城をほふり、安遠侯あんえんこう柳升りゅうしょうをして征戦に労し、都指揮としき衛青えいせいをして撃攘げきじょうつとめしめ、都指揮劉忠りゅうちゅうをして戦歿せんぼつせしめ、山東の地をして一時騒擾そうじょうせしむるに至りたるもの
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)