“みかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御影77.8%
花崗9.3%
花崗岩3.7%
花崗石3.7%
御蔭1.9%
尊影1.9%
御光1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御影みかげに住んでゐる男が、国元に相応かなり田畑でんばたを持つてゐるので、小作米の揚つたのを汽車で送らせて、御影の家でたくはへてゐるのがある。
その辺まで行くと、薄濁りのした日も緑色にうつくしい木曾川の水が白い花崗みかげの岩に激したり、石を越えたりして、大森林の多い川上の方から瀬の音を立てながら渦巻うずまき流れて来ている。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
苔に蒸された花崗岩みかげの古い五輪の塔だ
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
これは墓石のことで少し仕事が別にはなりますが、仕事は花崗石みかげで手磨きにして、墓石は別に奇を好まず、形は角でじめな形ですが、台石の周囲などに光石君の石彫としての腕が現われております。
御蔭みかげにはばたきのはたとどよみて
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
玉敷たましき御蔭みかげにはひさ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
唐黍の焦ぐる待つ間よつくづくと摂政の宮の尊影みかげを我は
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大君おほきみは天の譴怒いかりみづから照らす御光みかげしみたまへり
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)