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御幸
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ごこう
ふりがな文庫
“
御幸
(
ごこう
)” の例文
行幸
(
ぎょうこう
)
や
御幸
(
ごこう
)
を仰ぐのはめずらしくない都の男女だったが、
朝覲
(
ちょうきん
)
の
行幸
(
みゆき
)
と知って「……今日ばかりは」の、ひしめきらしい。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上皇の
御幸
(
ごこう
)
であっても、お供の公卿たちは急造の
庵
(
いおり
)
に草枕することもあったのだが、それにしてもこうした交通の自由感の生れてきていたことが
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
無心に乗る帝と共に同乗したのは
母后
(
ぼこう
)
ではなく
御乳母
(
おんめのと
)
の
帥典侍殿
(
そつのすけどの
)
一人、そして中宮建礼門院、後白河法皇、高倉上皇も
御幸
(
ごこう
)
になれば、太政大臣以下の公卿殿上人
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
さくら御門の
枝垂
(
しだ
)
れ桜を
擦
(
す
)
って、大路の一端へ、さんらんと、揺れ出て行く
御幸
(
ごこう
)
の御車にも、
陽炎
(
かげろう
)
が立っていた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
東塔
(
とうとう
)
へ
御幸
(
ごこう
)
頂きたい」
現代語訳 平家物語:08 第八巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
大声張りあげて、平家
琵琶
(
びわ
)
の大原
御幸
(
ごこう
)
を夢中で呶鳴りだした。——眼を固く閉じ、顔をしかめ、自分の声でつんぼになれとばかり
喚
(
わめ
)
いていたところなのであった。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「やあ、
推参
(
すいさん
)
な。これは院の
御車
(
みくるま
)
、院の
御幸
(
ごこう
)
なるぞ」
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“御幸”の意味
《名詞》
(ごこう)上皇、女院の外出。
(ぎょこう)天皇の外出。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
“御幸”で始まる語句
御幸浜
御幸福
御幸寺
御幸町