“朝覲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうきん71.4%
てうきん28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳴くうぐいすの声も力なく老いていた。上皇の胸には、われ知らず去年の盛儀が思いだされてきた。正月六日、朝覲ちょうきんのための法住寺殿への行幸である。
行幸ぎょうこう御幸ごこうを仰ぐのはめずらしくない都の男女だったが、朝覲ちょうきん行幸みゆきと知って「……今日ばかりは」の、ひしめきらしい。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みかど亭子院ていじゐん朝覲てうきんのをりから御内心をしめし玉ひしに 帝もこれにしたがひ玉ひ、其日 菅神を亭子院にめして事のよしを内勅ないちよくありしに 菅神かたくしたまひしにゆるし玉はざりけり。
みかど亭子院ていじゐん朝覲てうきんのをりから御内心をしめし玉ひしに 帝もこれにしたがひ玉ひ、其日 菅神を亭子院にめして事のよしを内勅ないちよくありしに 菅神かたくしたまひしにゆるし玉はざりけり。