“ちょうきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝覲50.0%
徴昕20.0%
張均10.0%
彫金10.0%
朝菌10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行幸ぎょうこう御幸ごこうを仰ぐのはめずらしくない都の男女だったが、朝覲ちょうきん行幸みゆきと知って「……今日ばかりは」の、ひしめきらしい。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは五年ほど前に腹ちがひの兄、東福寺の雲章一慶が入寂し、引続いて同じ年に、やはり腹ちがひの弟の東岳徴昕ちょうきん遷化せんげして以来のことである。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
郎中張均ちょうきんは、そういう玄徳の、従者も連れていない、しかも、かつて見た征衣のまま、この寒空を孤影悄然と歩いている様子をいぶかしげに打眺めて
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
附属物の彫金ちょうきん染革そめかわ塗師ぬし、かざり師、糸縒いとよりなどの諸職のなかで、元成は、下絵描きをやっていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人間の世界には、時の長さを計る器械ができたそうじゃが、のちのち大きな誤解の種をくことじゃろう。大椿たいちん寿じゅも、朝菌ちょうきんようも、長さに変わりはないのじゃ。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)