“大椿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいちん50.0%
タイチン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間の世界には、時の長さを計る器械ができたそうじゃが、のちのち大きな誤解の種をくことじゃろう。大椿たいちん寿じゅも、朝菌ちょうきんようも、長さに変わりはないのじゃ。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ツバキを賞讃して八千代椿やちよつばきと称える訳は支那に『荘子そうじ』という書物があってその書中に「大椿タイチンナルモノアリ八千歳ヲ春トナシ八千歳ヲ秋トナス」(と漢文)の語がある。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)