“呉傑”の読み方と例文
読み方割合
ごけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呉傑ごけつ平安へいあんは、盛庸せいようの軍をたすけんとして、真定しんていより兵を率いてでしが、及ばざること八十里にして庸の敗れしことを聞きて還りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
済南の防禦ぼうぎょ、徳州の回復に、其の材を認められて、平燕へいえん将軍となり、陳暉ちんき平安へいあん馬溥ばふ徐真じょしん等の上に立ち、呉傑ごけつ徐凱じょがい等とともに燕をつの任に当りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
けだし春暖に至れば景隆の来り戦わんことをはかりて、燕王の請えるなり。春たけなわにして、南軍いきおいを生じぬ。四月さく、景隆兵を徳州とくしゅうに会す、郭英かくえい呉傑ごけつ真定しんていに進みぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)