“徳州”の読み方と例文
読み方割合
とくしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
景隆が大軍功無くして、退いて徳州とくしゅうに屯す。黄子澄そのはいを奏せざるをもって、十二月に至ってかえって景隆に太子たいし太師たいしを加う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
四年正月、燕の先鋒せんぽう李遠、徳州とくしゅう裨将ひしょう葛進かっしん滹沱河こだかに破り、朱能しゅのうもまた平安の将賈栄かえい衡水こうすいに破りてこれとりこにす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
けだし春暖に至れば景隆の来り戦わんことをはかりて、燕王の請えるなり。春たけなわにして、南軍いきおいを生じぬ。四月さく、景隆兵を徳州とくしゅうに会す、郭英かくえい呉傑ごけつ真定しんていに進みぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)