“御頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おつむり25.0%
おんかしら25.0%
みつむり25.0%
おかしら12.5%
みあたま12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懇ろに宝石の韻をちりばめた、純金属の格子細工のやうに、みがきあげたわたくしのうたで、おんみの御頭おつむりの為に、大宝冠を造るでござりませう。
自分の持って来た菅笠すげがさを、台座にじ上って地蔵菩薩の御頭おんかしらの上に捧げ奉る。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
聖の御頭みつむりかすかに後光をはなち、差しのべたまへるふたつの御手の十の御指は皆輝きて、そのたなひらの雀子さへも光るばかりに喜び羽うち
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
これを次に来る野坡の二句「藪越やぶごしはなす秋のさびしき」「御頭おかしらへ菊もらわるるめいわくさ」
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
またすこぶる不可能なやり方です。神の御名みなを金文字で大きく書いてある部分は残らず叮嚀に切取ってある。そのほかにこの手をくっている箇所は嬰児基督キリスト御頭みあたまを飾る御光ごこうである。