“御番頭”の読み方と例文
読み方割合
ごばんがしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公儀御書院番を送ったあとには、大坂御番頭ごばんがしらの松平兵部少輔ひょうぶしょうゆう肥前平戸ひぜんひらどの藩主とを同日に迎えた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
かせ、供の侍を、二十人も連れて通りなさる。——今では大坂城の京橋口に御番頭ごばんがしらとして詰めてござるが、順慶堀の川ざらいには、土をかついでござった牢人衆であったに
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二年前に亡くなられて、當代は安倍丹之丞樣、お若いが、先代にまさるとも劣らぬ智惠者で喃、早くも御役附、御小姓組御番頭ごばんがしらに御取立、御上の御用で半歳ほど前から駿府すんぷへ行つて居られる。