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御頭
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おつむり
ふりがな文庫
“
御頭
(
おつむり
)” の例文
懇ろに宝石の韻をちりばめた、純金属の格子細工のやうに、
琢
(
みが
)
きあげたわたくしの
詩
(
うた
)
で、おんみの
御頭
(
おつむり
)
の為に、大宝冠を造るでござりませう。
或るまどんなに:西班牙風の奉納物
(新字旧仮名)
/
シャルル・ピエール・ボードレール
(著)
奥様の思いやつれた
容姿
(
かおかたち
)
は、
眉
(
まゆ
)
のさがり、目の物忘れをしたさまから、すこし首を
傾
(
かし
)
げて、
御頭
(
おつむり
)
を左の肩の上に乗せたまでも、よく見えました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
総身
(
からだじゅう
)
の血は一緒になって一時に
御頭
(
おつむり
)
へ突きかかるようでした。もうもう
堪
(
こら
)
え切ないという御様子で、舌なめずりをして、御自分の髪の毛を
掻毟
(
かきむし
)
りました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
秋のはじめから、奥様は虫歯の
御煩
(
おわずらい
)
で時々
酷
(
ひど
)
い
御苦痛
(
おくるしみ
)
をなさいましたのです。
烈
(
はげ
)
しくなると私を御離しなさらないで、切ないような目付をなさりながら、私の
背
(
せなか
)
に
御頭
(
おつむり
)
を押しつけておいでなさる。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“御頭”で始まる語句
御頭巾