“おかしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尾頭61.5%
御頭7.7%
棟梁7.7%
猪頭7.7%
頭領7.7%
首領7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は歓びの余り昂奮こうふんし、母と自分の心づくしであるといって、尾頭おかしら付きの膳に酒を添えて祝って呉れた。
百足ちがい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
これを次に来る野坡の二句「藪越やぶごしはなす秋のさびしき」「御頭おかしらへ菊もらわるるめいわくさ」
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
如何ぞとみゝ振立ふりたてうかゞへば折節をりふし人の歸り來りて語る樣は棟梁おかしらおほせとほり今日は大雪なれば旅人は尾羽をばちゞめ案の如く徒足むだあしなりしとつぶやきながら臺所へあがる其跡に動々どや/\と藤井左京を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
神樣は退去おひけになる、猪頭おかしらばかり殘つてる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
「それッ、頭領おかしらをうたすな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高麗郡の高麗家と同じように、荏原郡の荏原屋敷が、天智天皇様のご治世に、高麗の国から移住して来た人々の、その首領おかしら
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)