“荘院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうや33.3%
そういん33.3%
しゃうや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんな自信があるのか、赤髪鬼はヒラとそこを跳び出すやいな、荘院しょうやの裏門から県の街道を馬で矢のごとくすッ飛んでいった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荘院そういん(庄屋)の太公は、先祖代々、村のたばね役をしていたが、しかし自分もすでに老齢である。一日も早く息子の史進に跡目をゆずッて、隠居したいものと考えている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まもなく荘院しゃうやの内は、大賑おおにぎわいになった。県のお役人衆とあって、下へもおかず、酒飯しゅはんはもちろん、風呂までかす騒ぎだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)