“しょうや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
庄屋72.0%
姓家16.0%
荘官4.0%
荘院4.0%
昭夜4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし帯刀とその小姓をのぞけば、この近傍の庄屋しょうやとも変りはない。それほどに覇気はき衒気げんきのみじんも見えない人がらであった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さらに、おくけると、百姓家しょうやにしては、ぜいたくすぎる派手はで着物きものが、おなじように高価こうかおびといっしょに衣桁いこうへかかっていました。
子供は悲しみを知らず (新字新仮名) / 小川未明(著)
されば暫く心を静め給ひて、わがいふ事を聞き給へ。そもその獲物と申すは、この山のふもとの里なる、荘官しょうやが家の飼犬にて、僕かれには浅からぬ意恨うらみあり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
大王、彼処かしこに見ゆる森の陰に、今煙の立昇たちのぼる処は、即ち荘官しょうややしきにて候が、大王自ら踏み込み給ふては
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
どんな自信があるのか、赤髪鬼はヒラとそこを跳び出すやいな、荘院しょうやの裏門から県の街道を馬で矢のごとくすッ飛んでいった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そりゃ見てはおれまい。幸い、わしの住んでいる土地には、晁蓋ちょうがいというなかなかかない荘院しょうやがおる。そのせいか、それほどでもないが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昭夜しょうやたまの獅子馬
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)