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荘官
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しょうや
ふりがな文庫
“
荘官
(
しょうや
)” の例文
されば暫く心を静め給ひて、わがいふ事を聞き給へ。そもその獲物と申すは、この山の
麓
(
ふもと
)
の里なる、
荘官
(
しょうや
)
が家の飼犬にて、僕
他
(
かれ
)
には浅からぬ
意恨
(
うらみ
)
あり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
大王、
彼処
(
かしこ
)
に見ゆる森の陰に、今煙の
立昇
(
たちのぼ
)
る処は、即ち
荘官
(
しょうや
)
が
邸
(
やしき
)
にて候が、大王自ら踏み込み給ふては
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
やがて金眸が
首級
(
くび
)
を噬み切り、これを文角が角に着けて、そのまま山を
走
(
は
)
せ
下
(
くだ
)
り、
荘官
(
しょうや
)
が家にと急ぎけり、かくて黄金丸は主家に帰り、
件
(
くだん
)
の金眸が
首級
(
くび
)
を奉れば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
“荘官”の解説
荘官(しょうかん)は、日本の荘園制において、荘園領主(本所)から現地管理を委ねられた者の総称である。荘園を開発した開発領主(かいはつりょうしゅ)が寄進先の荘園領主から荘官として荘園管理者の地位を保全されることもあれば、寄進を受けた荘園領主が自らの荘園支配を強めるために家臣を荘官に任命して現地へ派遣することもあった。
(出典:Wikipedia)
荘
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
官
常用漢字
小4
部首:⼧
8画
“荘”で始まる語句
荘厳
荘
荘子
荘園
荘重
荘田
荘司
荘内
荘院
荘家