荘官しょうや)” の例文
されば暫く心を静め給ひて、わがいふ事を聞き給へ。そもその獲物と申すは、この山のふもとの里なる、荘官しょうやが家の飼犬にて、僕かれには浅からぬ意恨うらみあり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
大王、彼処かしこに見ゆる森の陰に、今煙の立昇たちのぼる処は、即ち荘官しょうややしきにて候が、大王自ら踏み込み給ふては
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
やがて金眸が首級くびを噬み切り、これを文角が角に着けて、そのまま山をくだり、荘官しょうやが家にと急ぎけり、かくて黄金丸は主家に帰り、くだんの金眸が首級くびを奉れば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)