“しょうかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ショウカン
語句割合
傷寒30.8%
召喚15.4%
消閑10.3%
召還7.7%
小閑7.7%
正観5.1%
少監2.6%
廂官2.6%
檣竿2.6%
荘官2.6%
(他:5)12.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな奴等が二千年来垢染あかじみた傷寒しょうかん論を土産にして、国にかえって人を殺すとは恐ろしいじゃないか。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
原因はどこにあるかわかりませんが、広い意味で、傷寒しょうかんの一種といっていいでしょう。それにかなりの心労もありますからな。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「今さら、分別も何もございません。西門慶を召喚しょうかんして、手前と白洲しらすにおいての対決を、希望しているばかりです」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それゆえにいよいよ私を召喚しょうかんするの必要あらば、このネパールへして命令を下して戴きたい。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
趣味といい余技といえば消閑しょうかんのなぐさみに聞えるが、茶の湯にせよ何をやるにせよ、彼のはそんななまぬるい沙汰ではなかった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは折本になっている布装の書画帖で、中に記されたところのものは、多分、この宿に逗留とうりゅうの客人の、消閑しょうかんの筆のすさびでありましょう。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また、信州小諸こもろの、大久保七郎右衛門忠世を召還しょうかんして、
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
召還しょうかんに応じないと言ったんだな。どんな口調で言った?」
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
小閑しょうかんを楽しむというのは、まだ閑のある人のことである。戦国に生れ、ことし三十二、しかもなお逆境の小君主、家康に閑日などはない。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——が、ようやく、その小閑しょうかんを得た日であった。彼は、息女むすめたちのつぼねへ来て、京都の土産物の数々をひらき、息女たちの喜びをながめて、彼も他愛ない半日をすごしていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「犬みたいだったがな。そのしょうこに、正観しょうかんはそばへよっても、ちっとも、こわくはなかったがなあ。」
のら犬 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「すまないが、わしに、ちょうちんをかしておくれんか。あした、正観しょうかんにもってこさせるでな。」
のら犬 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
少監しょうかん王鉞おうえつひざまずいて進みてもうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
騎馬の廂官しょうかん(左右・南北の奉行役人)が辻警戒にあたり、ひどい酔ッぱらいはらっして行ったり
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ッ。廂官しょうかんがこっちへ来た」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今やその檣竿しょうかんに翻々たるの花旗はすでに天涯地角、至るところの人をして尊敬せしむるの力を有せり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
万国商業の問屋となり、数万の烟筒は煙を吐いてために天日を暗からしめ、雲のごとき高楼、林のごとき檣竿しょうかん錐鑿すいさく槓杆こうかん槌鍛ついたんの音は蒸気筒の響き
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
痩せた坊主は終夜休まず走って朝方荘官しょうかん方へ著き、怪しからぬ屠家へ宿った、同伴は続いて来ぬから殺されたは必定ひつじょうと訴え出たので、荘主フォルス卿、急ぎ人を馳せて検察せしむると右の始末と、聞いた者一人も泣かずに済んだと、後日フォルス卿がフランシス一世王の母アグレームン女公のへそに茶を沸かしめて語った由。
人々は、その大言に驚いて、誰かとみると、帳下の幕賓ばくひん蒋幹しょうかんあざな子翼しよくというものだった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の諮問しもんに答えて、諸大将からもそれぞれ意見が出たが、その中で、例の蒋幹しょうかんがすすんで云った。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこを去って、蕭関しょうかんとりでを後にすると、陳登は、暗夜に鞭をあげて、夜明け頃までにはまた、呂布りょふの陣へ帰っていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曹操は、玄徳と共に、山東の境へ突出とっしゅつして、はるか蕭関しょうかんのほうをうかがった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われらが花を見るのは、植物学者以外は、この花の真目的を嘆美たんびするのではなくて、多くは、ただその表面に現れている美を賞観しょうかんして楽しんでいるにすぎない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
囲んでいるのは、その示衆みせしめ盛挙せいきょ賞鑑しょうかんする人達である。
「吶喊」原序 (新字新仮名) / 魯迅(著)
もしも彼がかりにわが日本政府の官吏であったと仮定したら、はたしてどうであったかを考えてみることを、賢明なる本誌読者の銷閑しょうかんパズルの題材としてここに提出したいと思う次第である。
災難雑考 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)