“諮問”の読み方と例文
読み方割合
しもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中務なかつかさ省へ、使に走った者は、省の役人から、むずかしい法規と諮問しもんをうけて、手間どっているのであろうか、なかなか、戻ってこなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実隆やむを得ずこれを承諾したが、いかにせん実隆所持したところの聞書をば、ことごとく焼失したために、大概のみのほか諮問しもんに答うることができなかった。
諸臣をあつめて太子の廃否を諮問しもんする。天皇のむねならばそむかれませぬ、大臣以下諸臣の答えは、そうだった。即日太子を廃して、自宅へ帰してしまったのである。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)