“金川門”の読み方と例文
読み方割合
きんせんもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建文帝けんぶんてい如何いかにせしぞや。伝えていわく、金川門きんせんもんまもりを失うや、帝自殺せんとす。翰林院編修かんりんいんへんしゅう程済ていせいもうす、出亡しゅつぼうしたまわんにはかじと。少監しょうかん王鉞おうえつひざまずいて進みてもうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
金川門きんせんもんまもりを失いて、帝みずから大内たいだいきたもうに当り、孝孺伍雲ごうんためとらえられて獄に下さる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
金川門きんせんもんに至る。谷王こくおうけい李景隆りけいりゅうと、金川門を守る。燕兵至るに及んで、ついに門を開いて降る。魏国公ぎこくこう徐輝祖じょきそ屈せず、師を率いて迎え戦う。あたわず。朝廷文武皆ともに降って燕王を迎う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)