“金門”の読み方と例文
読み方割合
かなと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「門」をカナドと訓んだのは、「金門かなとにし人の来立てば」(巻九・一七三九)等の例にったので、「金門かなと」で単に「門」という意味に使っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
未勘国いまだかんがえざるくに防人の歌。「金門かなと」は既にあったごとく「かど」である。「手放れ」は手離で、別れることだが、別れに際しては手を握ったことが分かる。これは人間の自然行為で必ずしも西洋とは限らぬ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)