荘院しょうや)” の例文
どんな自信があるのか、赤髪鬼はヒラとそこを跳び出すやいな、荘院しょうやの裏門から県の街道を馬で矢のごとくすッ飛んでいった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そりゃ見てはおれまい。幸い、わしの住んでいる土地には、晁蓋ちょうがいというなかなかかない荘院しょうやがおる。そのせいか、それほどでもないが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「惜しくも、晁蓋ちょうがいは逃がしたとあるが、荘院しょうやの食客、壮丁わかもの、雇人は多いはず。それらは一応、引きつれて帰ったか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)