“山荘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんそう16.7%
シヤレエ16.7%
さんさう16.7%
やま16.7%
シャレエ16.7%
ヴィラ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたくしもあのなかを見てきましたが、どうしてどうして、おそろしい厳重げんじゅう山荘さんそうでございました」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
霧の霽れあがつた高原の野道を伝つて、今、この山荘シヤレエの門をはひらうとしてゐるのは、女あるじ、ピッコロミリ・常子であつた。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
渋民村しぶたみむら山荘さんさうをめぐる林の
悲しき玩具 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
山荘やまにいて姐御姐御と立てられていた方が、どんなに幸せだったか知れやしない……
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうです、ひとつ、そのへんの山荘シャレエを一軒ご周旋しようじゃありませんか。『極楽荘』っていうんですがね。総二階に車寄せなんかついて堂々たるもんですよ。
ヴェランダを広く取って、いぶし銅の訪問板にまでミモザの花の届いてる原色塗りの玩具の山荘ヴィラが、それぞれの地形から人の注意を惹こうとしていた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)