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『悲しき玩具』
ふりがな文庫
『
悲しき玩具
(
かなしきがんぐ
)
』
呼吸すれば、 胸の中にて鳴る音あり。 凩よりもさびしきその音! 眼閉づれど、 心にうかぶ何もなし。 さびしくも、また、眼をあけるかな。 途中にてふと気が変り、 つとめ先を休みて、今日も、 河岸をさまよへり。 咽喉がかわき、 まだ起きてゐる果 …
著者
石川啄木
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「悲しき玩具」東雲堂書店、1912(明治45)年6月20日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
夫
(
をっと
)
行
(
ぎやう
)
味
(
あじは
)
下
(
おろ
)
面
(
も
)
辺
(
べ
)
前
(
まへ
)
切通
(
きりどほし
)
酔
(
ゑ
)
方
(
はう
)
振
(
ぶ
)
家
(
いへ
)
蝿
(
はひ
)
病
(
やま
)
仰
(
あふ
)
何
(
な
)
間
(
あひだ
)
処
(
しょ
)
覚
(
さ
)
磨
(
す
)
日
(
か
)
惜
(
をし
)
山荘
(
さんさう
)
来
(
こ
)
病
(
やまひ
)
夜半
(
よは
)
埋
(
うづ
)
詣
(
まう
)
匂
(
にほ
)
適
(
てき
)
出
(
い
)
冷
(
ひ
)
傷
(
きず
)
長病
(
ながやまひ
)
乗換
(
のりかへ
)
何
(
なに
)
険
(
けは
)
今日
(
けふ
)
眠気
(
ねむげ
)
断
(
た
)
符牒
(
ふてふ
)
挿絵
(
さしゑ
)
振舞
(
ふるま
)
音
(
おと
)
或
(
あ
)
方角
(
はうがく
)
主筆
(
しゆひつ
)
愛
(
め
)
患者
(
くわんじや
)
恋文
(
こひぶみ
)
怒
(
いか
)
心底
(
しんてい
)
癒
(
い
)
廊下
(
らうか
)
脉
(
みやく
)
年
(
ねん
)
腰掛
(
こしか
)
市
(
まち
)
曠野
(
あらの
)
青塗
(
あをぬり
)
月
(
ぐわつ
)
束
(
たば
)
来
(
き
)
寝覚
(
ねざ
)
五年
(
いつとせ
)
為替
(
かはせ
)
蝋燭
(
らふそく
)
妻子
(
つまこ
)
障子
(
しやうじ
)
嫁
(
よめ
)
出
(
だ
)
夜
(
よる
)
病
(
や
)
外套
(
ぐわいたう
)
畳
(
たたみ
)
覚
(
おぼ
)
何
(
なん
)
珍
(
めづ
)
由
(
よ
)
四月
(
しぐわつ
)
四日
(
よっか
)
猶
(
なほ
)
金側
(
きんかは
)
誤植
(
ごしよく
)
田舎
(
ゐなか
)
負債
(
ふさい
)
玩具
(
おもちや
)
歳
(
さい
)
閉
(
と
)
吐
(
は
)
汝
(
な
)
可笑
(
をか
)
球
(
たま
)
眠気
(
ねむけ
)
飼
(
か
)
煙草
(
たばこ
)
生命
(
いのち
)
痕
(
あと
)
煙管
(
きせる
)
畔
(
ほとり
)