“主筆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅひつ60.0%
しゆひつ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死人は岐阜市に発行する○○○○新聞という新聞の主筆しゅひつ——氏で、それはその夜停車場ていしゃじょう前の旅館に投宿して、訪問する処があると云って出かけて往ったものだと云うことが判ったが
雀が森の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
すると間もなく大阪から鳥居とりい君が来たので、主筆しゅひつ池辺いけべ君が我々十余人を有楽町の倶楽部クラブへ呼んで御馳走ごちそうをしてくれた。余は新人の社員として、その時始めてわが社のおもなる人と食卓を共にした。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
柳浪子りうらうし主筆しゆひつにして小文学せうぶんがく小冊子せうさつしを発行した、これとてもはゞ硯友社機関けんいうしやきくわんでありました、そもそも九とすう硯友社けんいうしやに取つては如何いかなる悪数あくすうであるかこの小文学せうぶんがくまた九号にして廃刊はいかんする始末しまつ
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
おれがしこの新聞の主筆しゆひつならば
悲しき玩具 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)