“倶楽部”のいろいろな読み方と例文
旧字:倶樂部
読み方割合
クラブ67.5%
くらぶ31.7%
クルッブ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は学生倶楽部クラブで、何時でも射撃の最優勝者ではなかったか。馬に乗りながらでも十発九中。殺してやろう、私は侮辱を受けたのだ。
女の決闘 (新字新仮名) / 太宰治(著)
倶楽部くらぶの音頭を取って居るのは、子爵玉置たまおき道高氏、正面の安楽椅子いすにもたれて、先刻から立て続けに葉巻を吸って居るのがその人です。
古城の真昼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
いつか倶楽部クルッブで逢った時、亜爾然丁アルゼンチンの娘のところへ行くといっていたのは真っ赤な偽りで、伯爵と一緒にモンテヴィデオへでも逃亡するつもりであったろう。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)