“玉置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまき75.0%
たまおき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左源太は玉置たまきの荘司のもとへ、弟の右源次に進められて、大塔宮様を討ち奉るについての、談合に出かけて行ったのであった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
老巧にして如才のないお数寄屋坊主の玉置たまき氏が、道庵の身の廻りには、附ききりで周到な斡旋を試みているし、ところは、この寺の奥殿の中に封じこめて、その下足は
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
倶楽部くらぶの音頭を取って居るのは、子爵玉置たまおき道高氏、正面の安楽椅子いすにもたれて、先刻から立て続けに葉巻を吸って居るのがその人です。
古城の真昼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)