“馭者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょしゃ79.7%
ぎよしや14.1%
イズウオシチイク1.6%
ぎょしや1.6%
エツツリノ1.6%
/\1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親方おやかた、おまえさんは、戦争せんそうにいきなさったか。」と、ききました。ふいにこういかけられたので、馭者ぎょしゃは、おどろいたかおをして
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
兎角とかく一押いちおし、と何處どこまでもついてくと、えんなのが莞爾につこりして、馭者ぎよしやにはらさず、眞白まつしろあを袖口そでくち、ひらりとまねいて莞爾につこりした。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
馭者イズウオシチイク! 馭者/\!」
氷河 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
彼は、華やかな恋のよろこびを感じながら、小柄なリザベッタを抱えるようにして、馬車に乗せて馭者ぎょしやに合図の手振りをした。その時であった。
勲章を貰う話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
マリウチアが持ちたる嚢には、猶銀幾ばくかある。馭者エツツリノに與ふる錢をも、あの中よりや出しゝ。貴人の僕は、金もて來しとき、何といひしか。
馭者イズウオシチイク! 馭者/\!」
氷河 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)