“疲憊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひはい95.2%
ひへい4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ボンバルダの家の前まで来ると、力つきて疲憊ひはいした馬は、もうそれ以上進もうとしなかった。そのためまわりに大勢の人が集まった。
そこを、空腹と、過労と、疲憊ひはいの極に達した彼等が、あてもなくふらついていた。靴は重く、寒気は腹の芯にまでしみ通って来た。……
(新字新仮名) / 黒島伝治(著)
其の後の家庭的困窮疲憊ひへいは残らず彼女から若い女の持つ魅力を奪い去って了い、一として私に関心を起させる秘密を失って居るのであります。
陳情書 (新字新仮名) / 西尾正(著)