“疲弊困憊”の読み方と例文
読み方割合
ひへいこんぱい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木華里ムカリ (札木合ジャムカの前に胡座あぐらをかき)これは札木合ジャムカ王ですか。私は成吉思汗ジンギスカンの軍使、木華里ムカリという者です。長の籠城、想像に絶する疲弊困憊ひへいこんぱいの有様、お察し申し上げます。
ほとほと疲弊困憊ひへいこんぱいした慧鶴青年は、何等か心を転ずるものを求めようとすればそこに、土足で乳のみ児の上をにじって来るような無残な情緒がひらめいて橘屋の娘の顔が浮ぶ。
宝永噴火 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)