“ひはい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疲憊90.9%
疲敗4.5%
碑背4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこを、空腹と、過労と、疲憊ひはいの極に達した彼等が、あてもなくふらついていた。靴は重く、寒気は腹の芯にまでしみ通って来た。……
(新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「さん候。この国、黄賊の大軍に攻蝕こうしょくせらるること久しく、太守の軍、連年に疲敗ひはいし給い、各地の民倉は、挙げて賊の毒手にまかせ、百姓蒼生そうせいみな国主の無力と、賊の暴状にかぬはなしと承る」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
碑背ひはいに八字を書きつけましたが、後になって里人が、その八字を刻みつけました。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)