疲敗ひはい)” の例文
「さん候。この国、黄賊の大軍に攻蝕こうしょくせらるること久しく、太守の軍、連年に疲敗ひはいし給い、各地の民倉は、挙げて賊の毒手にまかせ、百姓蒼生そうせいみな国主の無力と、賊の暴状にかぬはなしと承る」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)