“なほさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尚更75.0%
猶更25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間歇かんけつ的ではあつたが、五年も六年も商売をしてゐたお蔭で、妊娠の可能率が少ないだけに、尚更なほさら何か奇蹟きせきのやうに思へる人の妊娠がうらやましかつたり、子持の女が
チビの魂 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
まこと言ひかはせし事だになけれども、我のみの哀れは中々に深さの程こそ知れね、つれなき人の心に猶更なほさら狂ふ心の駒を繋がむ手綱たづなもなく、此の春秋はるあきは我身ながらつらかりし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)