“間歇”の読み方と例文
読み方割合
かんけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これらの熔岩も、噴火丘も、まだ新しいもので、多くは一八五〇年代から、一九四二年にかけて、間歇かんけつ的に噴き出したものである。
黒い月の世界 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
私は言わば、ただ、その生墻に間歇かんけつ的にむらがりながら花をつけている野薔薇の与える音楽的効果を楽しみさえすればよかったのであるから。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
それにかびの臭いの外に、胸の悪くなる特殊の臭気が、間歇かんけつ的に鼻をいた。その臭気にはもやのように影があるように思われた。
淫売婦 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)