“かんけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間歇58.3%
奸譎19.4%
陥欠16.7%
簡潔5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅行や芸術鑑賞や、ことに彼が腹いっぱいつめ込んだ音楽は、初めのうち彼にとって間歇かんけつ的な熱烈な娯楽となった。
これらの熔岩も、噴火丘も、まだ新しいもので、多くは一八五〇年代から、一九四二年にかけて、間歇かんけつ的に噴き出したものである。
黒い月の世界 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
思わぬご不興に愕然がくぜんとした博士は、直ちに、これが奸譎かんけつな文字の霊の復讐ふくしゅうであることをさとった。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
同時に又是等の人々の中に、貪慾なる、奸譎かんけつなる、野卑なる、愚昧なる、放漫なる、が、常に同情を感ずる人間全体を見出したのであらう。
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かすかなる陥欠かんけつは言辞詩歌の奥にひそむか、又はそれを実現する行為の根にからんでゐるか何方どつちかであらう。
艇長の遺書と中佐の詩 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
文学の目的が直接にこのへいを救うにあるかどうかは問題外としても情操文学がこの陥欠かんけつを補う効果を有し得る事はたしかであります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「死にましたよ」と、かの女は簡潔かんけつに答えた。わたしはハープにひょろひょろとなった。
さらば如何いかなる作品が、古くならずにゐるかと云ふに、書やぐわの事は知らざれども、文芸上の作品にては簡潔かんけつなる文体が長持ちのする事は事実なり。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)