“かんけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間歇57.1%
奸譎23.8%
陥欠14.3%
簡潔4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は言わば、ただ、その生墻に間歇かんけつ的にむらがりながら花をつけている野薔薇の与える音楽的効果を楽しみさえすればよかったのであるから。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
いかれる獅子ししのまえにはなにものの阻害そがいもない。忍剣はいま、さながら羅刹らせつだ、夜叉やしゃだ、奸譎かんけつ非武士ひぶし卑劣ひれつ忿怒ふんぬする天魔神てんましんのすがただ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
でこう云う事は、何か陥欠かんけつがあると起るもので、事件その物を見ると何だか生徒だけがわるいようであるが、その真相を極めると責任はかえって学校にあるかも知れない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「死にましたよ」と、かの女は簡潔かんけつに答えた。わたしはハープにひょろひょろとなった。