“バロック”の漢字の書き方と例文
語句割合
怪奇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、怪奇バロックの時代だった。おそらくは、エリザベス朝の人々の神秘の原因をもっともよく説明するものは、彼らの構造と装飾との矛盾ということであろう。
多くの人々には恐ろしいというよりも怪奇バロックなものに見えるであろう。今後、あるいは、誰か知者があらわれてきて、私の幻想を単なる平凡なことにしてしまうかもしれぬ。
黒猫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
つまり、加十は魔都「東京」を形成する都市機構のうちで最も怪奇バロックな場所にいるのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)