何迄いつまで)” の例文
殘し置其中金二百兩は下女下男五人へ旦那の紀念かたみなれば何迄いつまでも御恩を忘れず御回向ごゑかう申せと云ひ聞せて配分はいぶんしければ皆々なみだながらに押戴おしいたゞ散々ちり/″\にこそ出行けれ夫より先に忠八は喜内の死骸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して何になりとも有付ありつかせんと思へども新藤夫婦とも此程病氣つき永々なが/\わづらひしが六十日程立て漸々やう/\快氣こゝろよくなりしかば新藤に向ひ偖御前樣方は何迄いつまで只々たゞ/\安閑あんかんとしてはられまじ殊に此程の御病氣にてあづかりの金も多分御遣ひ成れしかばまづ何道どのみちなりと世帶しよたい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)