“今日明日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうあす71.4%
けふあす28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日明日きょうあすとみっちり刈れば明後日あさっては早じまいの刈り上げになる。刈り上げの祝いは何がよかろ、省作お前は無論餅だなア」
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
私は今年ことし三十九になる。人世じんせい五十が通相場とおりそうばなら、まだ今日明日きょうあす穴へ入ろうとも思わぬが、しかし未来は長いようでも短いものだ。過去って了えば実に呆気あッけない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「何ですか、まだいろ/\足りないものがございますが、今日明日けふあすだけ無くても我慢が出來ますものは、そのうち宅からすつかり持つてまゐりますでございます。」
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
としわかだけすべてに性急せいきふ小六ころくは、あにたのめば今日明日けふあすにもかたくものと、おもんでゐたのに、何日迄いつまでらちかないのみか、まだ先方せんぱう出掛でかけてもれないので、大分だいぶ不平ふへいになつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)