“相生座”の読み方と例文
読み方割合
あいおいざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相生座あいおいざには、川上音二郎の壮士芝居がかかっていた。アセチリン瓦斯ガスの白い光の中に、血みどろな絵看板と、のぼりが、ばたばたとはためいている。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コールタアで塗った相生座あいおいざの高い二階窓から、壮士役者が白い首を出して、射的場の女と、手で信号をしていた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
投げるように言って、アセチリン瓦斯の人群れから、相生座あいおいざの横の方へ、抜け出して行ったものがあった。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)