炭焼すみや)” の例文
旧字:炭燒
炭焼すみやきじいさんの、まご秀吉ひできちは、よく祖父そふ手助てだすけをして、やまからたわらはこぶために、村端むらはずれ坂道さかみちのぼったり、くだったりしました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
学者という者は、こんなにごうまんなものであって、農夫のうふ炭焼すみやきなどを相手にしないものだと、昔からのいいつたえで、そう思っていたのだ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「いいや、なんじの眼光、樵夫きこり炭焼すみやきの小僧でないことはあきらかだ。いったい何者にたのまれてここへまいった。首の飛ばないうちにいってしまえ!」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木こりか炭焼すみやきなのでしょう。
探偵少年 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「こらッ、きさまは、どこの炭焼すみやきの餓鬼がきだ、またどこのすきまからこんなところへしのびこんでまいった」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)