“村端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むらはづれ46.2%
むらはずれ30.8%
むらはず23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村から一里許りのK停車場に通ふ荷馬車が、日に二度も三度も、村端むらはづれから真直に北に開いた国道を塵塗ちりまみれの黒馬の蹄に埃を立てて往返りしてゐた。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
炭焼すみやきじいさんの、まご秀吉ひできちは、よく祖父そふ手助てだすけをして、やまからたわらはこぶために、村端むらはずれ坂道さかみちのぼったり、くだったりしました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一同は春日重蔵の舎弟の若先生と聞いて、俄かに敬意を表して、高島十太夫と儀助を先頭にして、村端むらはずれまで新九郎の壮図を見送って行った。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)