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村端
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むらはずれ
ふりがな文庫
“
村端
(
むらはずれ
)” の例文
炭焼
(
すみや
)
きじいさんの、
孫
(
まご
)
の
秀吉
(
ひできち
)
は、よく
祖父
(
そふ
)
の
手助
(
てだす
)
けをして、
山
(
やま
)
から
俵
(
たわら
)
を
運
(
はこ
)
ぶために、
村端
(
むらはずれ
)
の
坂道
(
さかみち
)
を
上
(
のぼ
)
ったり、
下
(
くだ
)
ったりしました。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
村端
(
むらはずれ
)
で、寺に休むと、
此処
(
ここ
)
で
支度
(
したく
)
を替えて、
多勢
(
おおぜい
)
が
口々
(
くちぐち
)
に、御苦労、御苦労というのを
聞棄
(
ききず
)
てに、娘は、一人の若い者に
負
(
おんぶ
)
させた私にちょっと
頬摺
(
ほおずり
)
をして、それから、
石高路
(
いしだかみち
)
の坂を越して
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その雲の中でも最も真黒な所が周蔵の家の頭になっている——私は全く日の暮れないうちに行って来ようと一生懸命に駆け出して、
村端
(
むらはずれ
)
の周蔵の実家に駆け付けたのである。
黄色い晩
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
村端
(
むらはずれ
)
に住んでいた年若い男の
狂人
(
きちがい
)
と母親の二人が同時に死んだことだ。この二人はその筋から
僅
(
わず
)
かばかりの給助を得て日を送って来た。村の人々もこの母親を
憫
(
あわれ
)
んで物品を恵んだ。
僧
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
村
常用漢字
小1
部首:⽊
7画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“村”で始まる語句
村
村人
村雨
村長
村里
村落
村方
村々
村夫子
村中