“亟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみや33.3%
いそ16.7%
しばしば16.7%
すみ16.7%
つと16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝等こゝに來るといへども伏すの憂ひなく、たゞいとすみやかに道に就かんことをねがはば、汝等の右を常にそととせよ。 七九—八一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
宅旁の寺の一尼抱き帰り自らこれをやしなう、一日尼出で、その母付き自ら抱く、角出で鱗ち、母大いに驚きこれを地に墜す、尼心大いに動く、いそぎ還りこれを見て曰く、わが児を驚かし
曰く、其の宝を懐きて其の邦を迷わすは、仁と謂うべきかと。曰く、不可なりと。事を従うを好みてしばしば時を失うは、知と謂うべきかと。曰く、不可なりと。日月逝き、歳我と与にせずと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
葛また笑うていわく、汝壺酒をもって来たれ、まさによくこれを知るべし、と。民喜んですみやかに帰り、酒殽を携えて至る。
人あり来り問うて曰く、何処の使人ぞ。答へて曰く、日本国の使なり、云々。唐人我が使に謂って曰く、つとに聞く、海東に大倭国あり、これを君子国と謂ふ。
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)