『失うた帳面を記憶力で書き復した人（うしのうたちょうめんをきおくりょくでかきもどしたひと）』

五年九号四二頁に宮本君が書いた、周防大島願行寺にむかし住んだ、非常に強記な僧の話は、和漢諸方に古来類話が多い。今ほぼその話を添えられた本人どもの時代の新古に順次して、左のごとく列ね挙げる。 「蜀山人は、（中略）伝えていう、かの人江都小田原町 …

著者	南方熊楠
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約6分（500文字/分）
朗読目安時間	約10分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

認（とど） 爽（たが） 漫（すずろ） 差（ちがい） 例（いつ） 作（おこ） 詣（いた） 過（よぎ） 信（まか） 亟（すみ） 弗（ふつ） 遽（あわただ） 我（が） 銀（かね） 亡（うしな） 幾何（いくら） 家産（しんだい） 録（しる） 捷（はや） 絶入（ぜつじゅ） 私（わたくし） 閩（びん） 能（よ） 病目（やみめ） 間（ま） 渠（かれ） 江都（えど） 染帳（ぜんちょう） 染坊（ぜんぼう） 提（さ） 披（ひら） 把（と） 彼処（かしこ） 店（みせ） 家城（いえき） 厶（ござ） 側（そば） 倶（とも）