“江都”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えど40.0%
こうと40.0%
かうと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
龍子は当年六十五歳、元と豪族に生れしがわかうして各地に飄遊し、好むところに従ひて義太夫語りとなり、江都えどに数多き太夫のうちにも寄席に出でゝは常に二枚目を語りしとぞ。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
この日、門前にひしめく群集に撤銭まきせんをするのが、司馬道場の習慣しきたりだった。当時、江都こうと評判の不知火銭しらぬいぜにというのは、これです。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
十兵衞も見よ源太も見よとのたまひつゝ、江都かうとの住人十兵衞之を造り川越源太郎之を成す、年月日とぞ筆太に記し了られ、満面に笑を湛へて振り顧り玉へば
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)