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髀肉
ふりがな文庫
“髀肉”の読み方と例文
読み方
割合
ひにく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひにく
(逆引き)
昼はかくれて、不思議な星のごとく、
颯
(
さっ
)
と
夜
(
よ
)
の幕を切って
顕
(
あらわ
)
れる
筈
(
はず
)
の処を、それらの英雄
侠客
(
きょうかく
)
は、
髀肉
(
ひにく
)
の
歎
(
たん
)
に堪えなかったに相違ない。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「さだめし、そちの
髀肉
(
ひにく
)
も、だいぶ肥えたであろう。即刻、
信貴山
(
しぎさん
)
におる信忠の加勢に
赴
(
ゆ
)
け。——こんどは陣中で喧嘩などすな」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
○英雄には
髀肉
(
ひにく
)
の
嘆
(
たん
)
といふ事がある。文人には
筆硯生塵
(
ひっけんちりをしょうず
)
といふ事がある。余もこの頃「錐錆を生ず」といふ嘆を起した。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
髀肉(ひにく)の例文をもっと
(21作品)
見る
髀
漢検1級
部首:⾻
18画
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
“髀”で始まる語句
髀
髀臼
“髀肉”のふりがなが多い著者
矢内原忠雄
吉川英治
中里介山
正岡子規
泉鏡花
折口信夫