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餉
ふりがな文庫
“餉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しょう
21.1%
おく
15.8%
かれい
15.8%
け
15.8%
かれひ
10.5%
げ
10.5%
かい
5.3%
かれいい
5.3%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょう
(逆引き)
北征の師の
出
(
い
)
づるや、
餉
(
しょう
)
を督して景隆の軍に赴かんとしけるに、景隆の師
潰
(
つい
)
えて、諸州の
城堡
(
じょうほ
)
皆
風
(
ふう
)
を望みて燕に下るに会い、
臨邑
(
りんゆう
)
に
次
(
やど
)
りたるに、参軍
高巍
(
こうぎ
)
の南帰するに
遇
(
あ
)
いたり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
餉(しょう)の例文をもっと
(4作品)
見る
おく
(逆引き)
座の一隅には
矮
(
ひく
)
い脚を打った大きな
折敷
(
おしき
)
に
柳樽
(
やなぎだる
)
一
荷
(
か
)
置かれてあった。客が
従者
(
じゅうしゃ
)
に吊らせて来て此処へ
餉
(
おく
)
ったものに相違無い。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
餉(おく)の例文をもっと
(3作品)
見る
かれい
(逆引き)
元旦の朝の
餉
(
かれい
)
には、筒井は主人といっしょの座にあてがわれ、ひじき、くろ豆、塩した
鯛
(
たい
)
、
雑煮
(
ぞうに
)
、しかも、廻って来た
屠蘇
(
とそ
)
の上の
盃
(
さかずき
)
は最後に筒井の
膳
(
ぜん
)
に来て
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
餉(かれい)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
け
(逆引き)
朝昼二度の
餉
(
け
)
をぬくことにしたが、六月になると西国総体に米が不足し、大阪からの廻米が途絶えてお倉の扶持米の
石
(
こく
)
が切れ、一人、日に二合という
面
(
つら
)
扶持になり、舅の口どころか
奥の海
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
餉(け)の例文をもっと
(3作品)
見る
かれひ
(逆引き)
一に云、「かれひはなしに」とあるのは、「
餉
(
かれひ
)
は
無
(
な
)
しに」で意味は同じい。カレヒは
乾飯
(
カレイヒ
)
である。憶良の作ったこのあたりの歌の中で、私は此一首を好んでいる。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
餉(かれひ)の例文をもっと
(2作品)
見る
げ
(逆引き)
朝の
餉
(
げ
)
の
堆朱
(
つゐしゆ
)
の膳に散らひ
来
(
く
)
る粉雪は松の揺りにたるらし
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
餉(げ)の例文をもっと
(2作品)
見る
かい
(逆引き)
道益は朝の
餉
(
かい
)
にしている牛の
乳
(
ちち
)
を
金椀
(
かなまり
)
でやりつけながら、まず、は、は、はと思出し笑いをし、それから、昨夜、磧で聞いた
鰻掻
(
うなぎか
)
きの下人どもの
側言
(
そばごと
)
をおどけた口で話してきかせると
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
餉(かい)の例文をもっと
(1作品)
見る
かれいい
(逆引き)
翁は、螺の腹にえび蔓の背をしたまま旅の
餉
(
かれいい
)
を背負い、杖を手にして東路に向った。妻は早く死に、陽のさす暖い山ふところの香高い橘の木の根方に
泰
(
やす
)
らかに葬ってある。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
餉(かれいい)の例文をもっと
(1作品)
見る
餉
漢検1級
部首:⾷
15画
“餉”を含む語句
夕餉
午餉
朝餉
茶餉台
餉台
昼餉
晝餉
夕餉時
糧餉
晩餉
駄餉
雑餉
茶餉臺
一片餉
饋餉
餉道
餉沢
一餉
餉参
雑餉隈
...
“餉”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
新村出
北原白秋
柳田国男
幸田露伴
室生犀星
斎藤茂吉
泉鏡太郎
久生十蘭
森鴎外