“揺蕩”のいろいろな読み方と例文
旧字:搖蕩
読み方割合
ようとう60.0%
たゆたひ20.0%
たゆた10.0%
タユタヒ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも民間の論議に揺蕩ようとうせられつつ、何らの自信も無く、可否を明弁することすらもできないのは、権能ある指導者の恥辱だと思う。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かぎりも波の揺蕩たゆたひに、眠るもおぞあざみがほ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
お兄様の研究も次第に嶮しい径をお辿りになるのでせうが、揺蕩たゆたふことなく「学びの小暗い径」を強い脚どりでお進みになるやうに心からお希ひ申します。
〔婦人手紙範例文〕 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
金紅色キンコウシヨクの日の下にわれを忘れし揺蕩タユタヒ
詩語としての日本語 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)