“揺椅子”のいろいろな読み方と例文
旧字:搖椅子
読み方割合
ゆりいす25.0%
ロッキング・チェア25.0%
ロッキングチェヤ12.5%
ロッキンング・チェヤ12.5%
ゆれいす12.5%
ロッキング・チェヤ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キャラコさんは、みなに気づかれないように揺椅子ゆりいすから立ちあがると、そっと広間を出て二階へあがって行った。
と、いまいましそうに叫ぶと、ツイとピアノを離れ、揺椅子ロッキング・チェアのなかへ乱暴に仰向けにひっくりかえって、不機嫌そうに黙りこんでしまった。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
土壇テラッスへ出てゆくと、片かげの薄闇の中に、竜太郎の揺椅子ロッキングチェヤにひとりの婦人が掛けて、しずかに海を眺めていた。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
レエヌさんは、超然とした眼つきでイヴォンヌさんの眼を見かえすと、だまって揺椅子ロッキンング・チェヤのほうへ歩いて行ってしまった。
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その時、私達は、正面のタレスに揺椅子ゆれいすを持ち出して、ちょうど凍りついた夕陽の周囲を煙草のけむりで色どっていた。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
揺椅子ロッキング・チェヤの中でのびのびと身体をのばしながら、巻雲のゆくえを眼で追っているうちに
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)