“腕椅子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
アームチェイア50.0%
うでいす25.0%
アームチエア25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花模様の青い絨氈の敷かれた床の上には、桃花心木マホガニイ卓子テーブルを囲んで、水色の蒲団クションの取り附けてある腕椅子アームチェイアが五六脚置かれてゐる。壁に添うて横はつてゐる安楽椅子の蒲団クションも水色だつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
私たちもすっかり身支度を済ました上で、ともかく甲板の腕椅子うでいすって、初めて見る小樽港の眺望を物珍らしく取沙汰していると、「やあ。」と麦稈帽をとった紳士があった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
ショールをしてゐますね? まだ十分にあたゝかでなけりや、あの私の外套を着てもいゝ。あれにくるまつてその腕椅子アームチエアにお掛けなさい。さあ——私が着せて上げよう。