“揺振”の読み方と例文
旧字:搖振
読み方割合
ゆすぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、物凄い、慄然ぞっとするような物音を立てて、その鎖を揺振ゆすぶったので、スクルージは気絶してはならないと、しっかりと椅子に獅噛み着いた。
「随分妙な木戸だが、しかし植木屋さんにしちゃア良く出来てる」と手を掛けて揺振ゆすぶってみて
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
橋本と余はこう云う馬車の中で、こう云う路の上に揺振ゆすぶられべく旧市街から出立した。あれがステッセル将軍の家でと云うのを遠くから見ると、なかなか立派にできている。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)